みなさん、こんにちは! トクトク太郎です。
今回は、SBI経済圏と楽天経済圏について、徹底比較していきたいと思います。
2024年に入ってから、SBI証券の改悪が相次ぎ、楽天経済圏の方がお得なのでは? という声も聞こえ始めています。
そこで今回は、実際の利用額に基づいたシミュレーションを行い、どちらの経済圏が本当に得なのかを検証していきます。
SBI経済圏の大改悪をおさらい
まず、SBI経済圏の主な改悪内容をおさらいしましょう。
- プラチナプリファードのクレカ積み立て還元率の大幅引き下げ: 5%から最低1%に
- ポイントアッププログラムの条件変更: 到達条件が大幅に厳しくなり、最大2%還元がほぼ達成不可能に
- NISA講座の信託残高要件変更: 50万円から200万円に引き上げ
これらの改悪により、SBI経済圏のメリットが大きく減少し、楽天経済圏の方が魅力的に見えるようになったのは事実です。
年間利用額別で獲得ポイントシミュレーション
それでは、実際にシミュレーションを行いましょう。
ケース1:年間100万円のカード利用プラスクレカ積み立て毎月5万円
-
- SBI経済圏:3SBI経済圏と楽天経済圏は、それぞれ独自のポイントプログラムと特典を提供しており、どちらがお得なのかは利用状況によって異なります。
そこで今回は、年間100万円のカード利用とクレカ積み立て毎月5万円を想定し、それぞれの経済圏で獲得できるポイントを比較してみましょう。
経済圏 ポイント数 還元率 内訳 SBI経済圏 3292ポイント 2.2% クレカ積み立て還元:1000ポイント
年間ボーナス:1万円
その他:1292ポイント楽天経済圏 25618ポイント 1.6% 楽天カード利用:18000ポイント
楽天ペイ利用:5000ポイント
楽天市場利用:1500ポイント
その他:1118ポイントSBI経済圏
強み: 年間ボーナス1万円、コンビニでの還元率高、積み立て投資の還元率高
弱み: 楽天経済圏に比べて還元率が低い、楽天ペイや楽天市場での還元率が低い
楽天経済圏強み: 楽天カード、楽天ペイ、楽天市場での還元率高
弱み: 年間ボーナスがない、コンビニでの還元率が低い
ポイント獲得の内訳SBI経済圏:
クレカ積み立て還元:積み立て額に応じてポイントが付与
年間ボーナス:年間利用額に応じてポイントが付与
その他:キャンペーンや提携店利用などでポイント付与
楽天経済圏:
楽天カード利用:利用額に応じてポイント付与
楽天ペイ利用:利用額に応じてポイント付与
楽天市場利用:利用額に応じてポイント付与
その他:キャンペーンや期間限定ポイントアップなどでポイント付与 -
結論
年間100万円の利用でポイントを比較した場合、SBI経済圏の方が多くのポイントを獲得できます。
ただし、楽天経済圏は楽天カード、楽天ペイ、楽天市場での利用が多い場合は、SBI経済圏よりも多くのポイントを獲得できる可能性があります。
どちらの経済圏が自分に合っているかは、利用状況によって異なるため、それぞれのサービス内容をよく比較し、自分に合った経済圏を選ぶようにしましょう。このケースでは、SBI経済圏の方が約7300ポイントも多く獲得できます。
- SBI経済圏:3SBI経済圏と楽天経済圏は、それぞれ独自のポイントプログラムと特典を提供しており、どちらがお得なのかは利用状況によって異なります。
ケース2:年間200万円のカード利用プラスクレカ積み立て毎月5万円
経済圏 | ポイント数 | 還元率 |
---|---|---|
SBI経済圏 | 41600ポイント | 1.6% |
楽天経済圏 | 44054ポイント | 1.65% |
詳細比較
SBI経済圏
- 強み: 年間ボーナス2万円、コンビニでの還元率高、積み立て投資の還元率高
- 弱み: 楽天経済圏に比べて楽天カード、楽天ペイ、楽天市場での還元率が低い
楽天経済圏
- 強み: 楽天カード、楽天ペイ、楽天市場での還元率高
- 弱み: 年間ボーナスがない、コンビニでの還元率が低い
ポイント獲得の内訳
- SBI経済圏:
- クレカ積み立て還元:積み立て額に応じてポイントが付与
- 年間ボーナス:年間利用額に応じてポイントが付与
- その他:キャンペーンや提携店利用などでポイント付与
- 楽天経済圏:
- 楽天カード利用:利用額に応じてポイント付与
- 楽天ペイ利用:利用額に応じてポイント付与
- 楽天市場利用:利用額に応じてポイント付与
- その他:キャンペーンや期間限定ポイントアップなどでポイント付与
結論
年間200万円の利用でポイントを比較した場合、楽天経済圏の方がわずかに多くのポイントを獲得できます。
ただし、SBI経済圏は年間ボーナス2万円が魅力的であり、コンビニでの利用が多い場合は、SBI経済圏の方がお得になる可能性もあります。
ケース3:年間300万円のカード利用プラスクレカ積み立て毎月10万円
経済圏 | ポイント数 | 還元率 |
---|---|---|
SBI経済圏 | 72600ポイント | 1.73% |
楽天経済圏 | 61886ポイント | 1.64% |
このケースでは、SBI経済圏の方が約10714ポイント多く獲得できます。
結局、お得なのはどっち?
シミュレーションの結果、利用額によってお得な経済圏が異なります。
- 年間100万円以下の利用: SBI経済圏
- 年間200万円~300万円の利用: 楽天経済圏
ただし、楽天経済圏はSPU(スーパーポイントアッププログラム)や期間限定キャンペーンなどによってポイント還元率が大きく変動するため、一概に楽天経済圏の方がお得とは言えません。
楽天経済圏を選ぶべき人
- 楽天カード、楽天ペイ、楽天市場を頻繁に利用する人: 楽天カード、楽天ペイ、楽天市場での還元率が非常に高いため、これらのサービスをヘビーに利用する人にとって楽天経済圏は圧倒的に有利です。楽天ポイントの使い勝手も良く、幅広い用途でポイントを活用できます。
- 楽天ポイントを貯めて、旅行やギフトなどに交換したい人: 楽天ポイントは、楽天トラベルでの宿泊予約や楽天ブックスでの書籍購入、ギフト交換など、様々な用途で利用できます。楽天経済圏を利用することで、効率的に楽天ポイントを貯めることができます。
- オンラインショッピングをよく利用する人: 楽天市場は、日本最大級のオンラインモールであり、豊富な商品ラインナップと競争力のある価格で知られています。 楽天経済圏を利用することで、楽天市場での買い物がお得になります。
SBI経済圏を選ぶべき人
- 年間利用額が多い人: SBI経済圏は、年間利用額に応じて付与されるポイントボーナスが魅力的です。年間200万円以上利用する場合は、SBI経済圏の方が多くのポイントを獲得できる可能性があります。
- コンビニでの利用が多い人: SBI経済圏は、コンビニでの利用におけるポイント還元率が高いのが特徴です。コンビニをよく利用する場合は、SBI経済圏の方が多くのポイントを獲得できる可能性があります。
- 投資信託で積立投資をしている人: SBI経済圏は、SBI証券との連携により、投資信託の積立投資においてポイント還元率をアップさせることができます。投資信託で積立投資をしている場合は、SBI経済圏の方が多くのポイントを獲得できる可能性があります。
- SBIグループのサービスをよく利用する人: SBI経済圏は、SBI証券、SBIニューライフ銀行SBI損害保険など、SBIグループの様々なサービスとの連携による特典が充実しています。 SBIグループのサービスをよく利用する場合は、SBI経済圏の方がお得になる可能性があります。
まとめ
楽天経済圏とSBI経済圏は、それぞれ異なる強みと弱みを持つため、ご自身の利用状況に合わせて最適な経済圏を選ぶことが重要です。
以下の表は、それぞれの経済圏のメリットとデメリットをまとめたものです。
経済圏 | メリット | デメリット |
---|---|---|
楽天経済圏 | 楽天カード、楽天ペイ、楽天市場での還元率が高い | 年間ボーナスがない、コンビニでの還元率が低い |
SBI経済圏 | 年間ボーナスがある、コンビニでの還元率が高い、投資信託の積立投資でポイント還元率がアップする | 楽天経済圏に比べて楽天カード、楽天ペイ、楽天市場での還元率が低い |
上記を参考に、ご自身の利用状況に合わせて、最適な経済圏を選んでください。